標準促進委員会

本JEC Homepageの作成は、国連CEFACT及びJECの認知度を向上するための標準促進委員会活動の一環です。

国連CEFACTの活動及び発行物の認知度を向上し、日本の産業界から国連CEFACT活動に積極的な参画を促すため、標準促進委員会の主たる役割を国連CEFACTの普及促進と位置付け、その目的に賛同・協力いただけるメンバー(委員)を募るなど再構成中です。

 

<背景>

現在、国連CEFACTの活動や発行された勧告、ホワイトペーパー及び標準の、日本国内における認知度はUN/EDIFACT以来下降しています。国連CEFACTの認知度低迷は、日本企業の国内外における活動において、知らないが故に国際標準が蔑ろにされ、ガラパゴス化が進む懸念があります。

実際、日本国内においては、様々な業界、企業においてシステムが構築され、それぞれの商慣習に合わせて独自に発展させてきた経緯もありますが、サプライチェーン・グローバル化の進展や情報通信技術の進化に鑑みれば、国際標準を取り込み、国際標準に組み入れることが、個々の企業、業界にとっては、ビジネスのグローバル展開促進や取引迅速化、コストダウン、ひいては日本経済の発展にも寄与するものと考えられます。

海外においては、国連標準を積極的に活用したシステム構築や新たなビジネスモデルも考案されており、日本の産業界にその動向や熱量を伝えていかなければなりません。

 

標準促進委員会活動の目的

国連CEFACT成果物(勧告、ホワイトペーパー、標準:Reference Data ModelやCore Component Libraryを含む)は、英語且つ技術的難易度が高いこと考慮し、以下を目的とします。

  • 専門技術を有するベンダーのみならず、ユーザー企業に国連CEFACT成果物を認知、必要なレベルの理解をしてもらう。
  • 国連CEFACT成果物の有効性を再評価すると共にユーザー企業の要望を発掘する。
  • ユーザー企業の国連CEFACT成果物に関する認知向上を図ると共に活動への参加を促す。

 これらを進めるための広報・普及対象の柱となる国連CEFACTの活動を以下の2点とします。 

<貿易業務効率化> 

  • 「トレードファイナンス円滑化のための Buy/Ship/Pay データ交換構造」プロジェクト参加募集 
  • API化への対応 

<SDGsへの貢献> 

  • ESGトレーサビリティ  国連CEFACTにおける関連プロジェクトの情報共有・発信 

また、広報・普及の手段としては、以下のとおり。 

  • JECホームページの周知 
  • JECホームページの内容充実 
  • ESGトレーサビリティを核とする活動の把握と情報収集
  • JEC業界代表メンバーから各業界内への案内(案内する内容については標準促進委員会にて協議)   

 

標準促進委員会活動の範囲

国連CEFACT活動及び勧告、白書、標準の理解

  • ユーザー企業/業界のコンセンサス形成の基盤

国連CEFACT活動の広報

  • 勧告、ホワイトペーパー等の日本語版発行
  • 勧告、ホワイトペーパー、標準の解説書発行 
  • セミナ(Webinarを含む)の開催

国連CEFACT活動への参加促進

  • 日本からのフォーラムへの参加要請
  • 日本産業界の要件提案(技術標準に関しては『技術手法委員会』が担当)
  • プロジェクトへの参加(技術標準に関しては『技術手法委員会』が担当)

国連CEFACT公開レビュー

  • 勧告、ホワイトペーパー提案のレビュー(技術標準に関しては『技術手法委員会』が担当)
  • UN/LOCODEの担当者(National Focal Point)(これまで同様JASTPROが担当)